土作りへのこだわり
『原点回帰』
『先人の知恵や経験を生かした土作り』
私たちは科学的な成分が含まれる肥料を土作りに使いません。
雪が溶け、田には雑草が生えはじめ生命の息吹を感じられる春、私たちは雑草を土の中に混ぜ込みながら田を耕していきます。
これは混ぜ込まれた雑草が土の中で微生物によって分解され、土の栄養になってくれるから。
この作業を田植えまでに2~3回行い、土に栄養を与えていくのです。
収穫が終わった秋。
翌年に向けた土作りのためにもう一仕事残っています。
籾殻を焼き、それを田に混ぜ込んでいく作業です。
雪が積もる冬から雪解けの春にかけて、籾殻は土の中の微生物によってゆっくり分解されて養分となって土壌に蓄積し、来るべき春にむけてどんどん土が肥えていくのです。
このような土作りを行うことで、私たちの田には多くの生き物が生息するようになりました。
カエルやザリガニはもちろん、豊年エビやカブトエビといった珍しい生き物も水田で元気に泳いでいます。
安心・安全追求したからこそ、多くの生物がわたしたちの水田で生活してくれているんだと実感しています。
これからも、妥協することなく安全・安心なお米をつくるための土作りを続けていきます。